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「鉄」の役割

鉄の歯車の写真

なんとなく体がだるい、疲れやすくて調子が悪い、そんな人に見直してほしいのが「鉄」の摂取量です。
鉄は赤血球中のヘモグロビンという成分の材料となります。このヘモグロビンは体中の細胞に酸素を運搬します。また細胞では二酸化炭素を集め、肺に運んで体外に排出することを助けます。
それゆえ、ヘモグロビンの材料である鉄が不足すると、体内が酸欠となり、貧血、疲労感、頭痛といった症状が現れます。また、うつ病も鉄分不足が原因の一つではないかと言われています。
ダイエット中の人は栄養素が不足しやすく、また激しいトレーニングをしているアスリートは鉄が汗と一緒に溶け出し、運動の際の呼吸に伴って酸素の消費量が増えることで、鉄の消費量も増えます。成長期には血液や筋肉を作るために多くの鉄を必要とし、女性は月経による出血などで鉄が不足しやすくなります。

上手に鉄を摂りましょう!

女性の写真

鉄不足にならないようにするには、どうすればよいのでしょうか。
鉄はレバー、赤身の肉、魚などの動物性食品、ホウレン草などの青葉類などに豊富に含まれています。
鉄には2種類あり、動物性食品に含まれるものを「ヘム鉄」、植物性食品に含まれるものを「非ヘム鉄」といいます。
「ヘム鉄」の方が吸収されやすく、効率よく摂取することができます。また、鉄の吸収を促進させるビタミンCを組み合わせると、効率よく摂取することができます。
鉄は体外に汗や尿などで排泄されてしまいます。1日1mgを補えば良いのですが、実際には摂取した鉄分の10%しか体内に吸収されないので、1日に必要な鉄の量は成人で10mgとなります。成長期の人、閉経前の女性は12mgと、少し多めに摂取すれば良いでしょう。
鉄不足を解消するためにサプリメントや栄養補助食品を活用するときは、パッケージに記載されている1日分の量を守り、摂りすぎに注意しましょう。

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